クーロンフィーユ

「クーロンフィーユ」は、よしづきくみちによる2作目のオリジナル連載作品。

クーロンフィーユ

ジャンル

 

少年漫画、エレクトリカルラブストーリー

漫画
作者 よしづきくみち
出版社 講談社
連載誌

別冊少年マガジン

(2013年2月号 - 2014年3月号)

レーベル 講談社コミックス
発表期間 2013年1月9日 -
巻数

2巻(以下続刊)


┃概要

『別冊少年マガジン』(講談社)2013年2月号[1]から2014年3月号[2]まで第1部が連載された。続編は「クーロンフィーユ~suite~」として同人誌にて発表される予定[3]。『マガジンSPECIAL』(同社)2013年5号[4]内のコーナー「よんこま!」、同誌2014年1号[5]内のコーナー「大よんこま」にそれぞれ出張4コマが掲載された。連載版の話数カウントは「○ COULOMB」。

容姿が原因で幼少の頃から周囲に厭われ続けてきた少年と、帯電体質のため人と触れ合えない少女を描いた漫画。設定協力に日常系物理学同人サークル「exp(イクスプ)」を迎え、物理的側面も大きく追求した世界観となっている。

キャッチコピーは「15歳・meets・特異体質」など。「触れ合い」や「人間」をテーマとしており[6][7]、よしづきは「どんな人間にも許される場所や仲間がいる、という希望を常に伝えていかねばなりませんね」と述べている[8]

物語の舞台であるN県は、長野県をモデルにしているものと思われる。

┃作品名について

作品名はフランス語で「帯電少女」を意味するが、「クローンフィーユ」と間違えられることが多い。よしづきが「君と僕の『アシスト』の再来…?」とネタにしていたところ[9]、自身が色紙に「クローンフィーユ」と書きかけたこともあった[10]

また、「Coulomb」を「コロンブ」と読んだ人もいたといい[11]、よしづき自身も「私も最初そう読みました」と話している[12]

この他、連載開始当時の『別冊少年マガジン』班長による「白菜と豚肉のクーロンフィーユ鍋」「まちがえた、クーロンフィーユではなく、ミルフィーユ鍋でした」といった一連の投稿[13][14][15]が話題となった。その後も度々ネタとして使われている[16][17][18]

┃日本国外への展開

繁体字中国語版となる『萌電少女』が台湾の『新少年快報別冊』(東立出版社)にて2013年8月号から連載。キャッチコピーは「15歳・meets・特異體質」など。

┃ストーリー

生まれつきの超々帯電体質により周囲の人や電子機器に多大な迷惑を与えつつ生きてきた穂刈ノエミ。人里離れた山奥で孤独に暮らしていた14歳の少女は 同じように生まれつきの髪質異常で「乾燥ワカメ怪人」と揶揄され疎まれた粗暴で孤独な少年・若井寛造と出逢う。

ふたりの出逢いはクーロン力の成せる業かはたまた運命の赤い糸か―――。

つちのこ準星群より)

┃登場人物

  若井 寛造(わかい かんぞう)

ワカメのような髪質で、周りから気持ち悪がられてしまう中学3年生。そのせいで「嫌われ者」になりたがる破滅行動をとってしまいがちに。

  穂刈 ノエミ(ほかり-)

人里はなれた山奥に一人で暮らしている14歳の少女。触れる者を皆、感電させてしまう「帯電体質」のため、人との接触を極端に拒んでいる。

  若井 哲治(わかい てつじ)

寛造の父親。仕事の都合上単身フランスに渡る予定。

 三橋 三津子(みつはし みつこ)

寛造を引き取る温泉宿の主人。哲治とは従兄関係。

  三橋 和人(みつはし かずと)

三橋家の長男。かなりのシスコンらしい……?

 三橋 ゆりえ(みつはし-)

三橋家の長女。はとこの寛造と面識あり……?

(『別冊少年マガジン』2013年03月号より)

┃スタッフ

日常系物理学同人サークル「exp(イクスプ)」が設定協力、オーディオ評論家・岩井喬が方言監修を担当している。

作者 よしづきくみち

作画スタッフ 

 

 

 

 

加藤仁教(1巻・3巻)

市村こう1

草薙秀明

わたをさん

ライス

設定協力

 

ばんじ(exp)

いんこめ(exp)

方言監修

岩井喬

┃各話リスト

┃単行本

┃プロモーション

 ¦イベント

第2巻発売を記念して、2013年10月19日に芳林堂書店高田馬場店にてよしづきくみちサイン会が実施された。この際、参加者全員に切り分け生原稿がプレゼントされた。

 ¦企画

第2巻発売から1ヶ月になったことを記念して、2013年11月2日から30日にかけて「あさがおの種」にてキャラクター人気投票が実施された。この際、抽選で直筆サイン入り切り分け生原稿や複製下描き原稿、サイン色紙がプレゼントされた。

第1部完結巻となる第3巻の発売を記念して、「あさがおの種」によしづきくみちへのインタビュー記事が掲載された。

┃出典

┃関連ページ

┃関連記事

┃外部リンク